はじめに
- アイ工務店に決めて、打ち合わせを進めているけどコストダウンのため、窓を減らしたい
- 窓ってどこまで減らして大丈夫?
- 高気密高断熱住宅は窓を開けて換気する必要はないって聞くけど、本当?
こんな疑問に答えます。
私は、アイ工務店で家を建てる時、コストダウンしたい、断熱性を損ないたくないという気持ちから、窓を提案された間取りからいくつか削りました。
しかし、貧乏性の私でも、新築といえば、テレビCMや営業の口から聞く
大開口の大窓のリビングの解放感が素敵ですよね
こういったイメージは少なからずありました。
そのため、窓を減らしたけど閉塞感がでないだろうか、採光は大丈夫だろうかと実際に住み始めるまで不安を感じていました。
私は2021年末にアイ工務店で注文住宅(Ees)を建てました。
建築当時はわからないことばかりでネットで情報を調べては不安になってました。
このブログを通じて、アイ工務店が気になっている方、すでに契約済みの方、皆さんの不安が少しでも払拭できるよう力になりたいと思っています。
今回の記事では、筆者の経験をもとに、窓を減らして実際に住み始めてのことを書きたいと思います。
結論
・対角に風通し用の窓は残しておきたい
・採光は方角と窓の大きさを気をつければ思った以上に大丈夫
・西側の高い位置の窓は西日がストレスになるかも
・トイレ、風呂の窓はなくて困ることはない
一種換気は窓を開けての換気は不要?
「一種換気システムが入っていて、高気密高断熱だったら窓を開けて換気する必要はありません」
こんなセリフ聞いたことないでしょうか。
一種換気って何?という方は下の記事をどうぞ。
ですます調でなくなっているのは気にしないでください(すみません気分転換です)
そうは言われても
「明るくて風通しのいい家が良い家だ」
と私たち日本人は思って育っていますよね。(?)
基本的には窓での換気不要
結論を言うと、家の換気だけを考えるのであれば、窓を開けて換気は不要です。
窓を閉めた状態で、計画的に各部屋が換気されるようダクトが家中に張り巡らされています。
そのため、窓を閉め切っていても空気はしっかりと入れ替わっています。
ふーん。とはいえy
とはいえ、やはり春先や秋の気持ちがいい季節には、窓を開けて風を感じたいときもありますよね。
そのため、個人的には風通しのいい間取りにはしておくべきだと思います。
日差しの強い時期の夕方には窓を開ける(我が家の場合)
換気は基本的に一種換気で十分という話をしましたが、我が家では必要に迫られて窓を開けるときがあります。
それが日差しによって家が熱を蓄えた時です。
太陽からの熱を輻射熱というみたいなのですが、夏の終わりに差し掛かってくると、夕方仕事から帰ると家が外よりも暑いということもよくあります。
真夏は外も暑いから諦めてエアコンをつけるのですが、夜の気温が下がるようになってくると夕方~夜は窓を開けております。
(余談)
輻射熱や家の中に差し込む日差しの角度なども考えて、自然と調和して過ごしやすい家のデザインのことをパッシブデザインというみたいです。
例)夏と冬の太陽の高さの違いを計算して、冬だけ家の中に日差しが差し込むように、軒の長さを設定する等
アイ工務店は、パッシブデザインという考え方に力を入れているメーカーではないです。
逆にある程度画一的に作ることで費用を抑えることができています。
日差しについては、夏は外付けのブラインドをつけたりとある程度対策はできます。
個人的に問題だと思うのは、営業の中にはアイ工務店の強みしか知らない人もいるということです。
輻射熱の質問をしてもアイ工務店の営業はほとんど答えられないのではないでしょうか。
担当営業には、「そういう考え方もあるけど総合的にアイ工務店にはこういう強みがある」とか知識を持って、明確に答えてほしいなと思います。
住宅業界全体へのグチみたいになってしまいましたが、ネットの情報などを見てもアイ工務店営業は提案力不足という口コミをよく目にします。
アイ工務店で建てるならそこを理解した上で、自分で知識をつけるしかないと思います。
逆にそれができれば自由度、コスパが高い良いメーカーだと思います。
窓を減らすメリット
ここからは窓を減らすメリット、デメリットについて考えてみましょう。
コストカット
窓は、一つ一つが結構高く、引き違い戸や掃き出し窓など種類、大きさにもよりますが、5万~20万くらいかかります。
アイ工務店の場合、窓を一つ減らせば、ダイレクトに値段が変わってきますので(見積りが細かくて明確)、不要なものは削っただけ、コストカットに繋がります。
視線カット
窓が少ないほど、外からの視線や人の気配をカットしてプライバシーを守れます。
大きな窓をつけたものの、外からの視線が気になって結局カーテン締めっぱなしという話もよく聞きます。
目隠しフェンスの施工にもまた費用がかかりますので、カーテンを開けて生活できるのかはしっかりイメージしておきましょう。
断熱性アップ
家の暑さ、寒さの原因の6~7割は窓だと言われています。
窓の性能によっては、冬場にキンキンに冷たくなっていたりしますよね。
アイ工務店は、2023年からトリプルガラスが標準仕様となっているので、そんなことはないですが。
とはいえ、断熱材の入った壁よりは暖気、冷気を通しますので、悩むくらいならいっそ設置しないというのも一つの手だと思います。
窓を減らすデメリット
家が暗くなる可能性がある
一番、施主の皆さんが危惧するところかと思います。
筆者の主観になりますが、南側に掃き出し窓(160cm×200cm)がとれれば、それだけで十分明るいです。
(我が家のリビングが20帖もないからというのはあると思います。)
あとは当たり前と思われるかもしれませんが、窓の大きさがとても大事です。
採光を考えたら絶対に、方角より大きさが大事だと思います。
風通しが悪くなる可能性がある
これは、窓の数自体というよりも、減らした結果、配置が悪くなって、風通しが悪くなるということがあり得るということです。
ただ、基本的には空気の通り道として、対角に窓を配置しておけば大丈夫です。
おすすめの窓の減らし方
トイレと風呂
トイレと風呂は真っ先に窓をなくしました。
掃除の手間も省けますし、おすすめです。
居室
採光のための窓と、風通しのための窓。
これに当てはまらない窓があるなら、その窓は不要です。
窓がなくてもいい部屋
勉強部屋などで、窓がなくてもいいかなと思う部屋については、そもそも窓をなくしてしまいましょう。
一応、建築基準法上、居室には採光が必要ですが、納戸として申請すれば大丈夫です。
窓のない居室が欲しいって人、意外と多いと思います
まとめ
今回は、新築住宅の窓について考えました。
採光目的なのか、風通し目的なのか、おしゃれ目的なのか
費用がかかるものなので、しっかりと窓一つにも目的意識を持つようにすると効果的にコストカットができると思います。
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