アイ工務店施主が2023年アイ工務店の新標準仕様(N-ees)について思うこと【価格】【壁内結露】

アイ工務店の特徴

はじめに

アイ工務店の標準仕様が2023年からパワーアップしました。

筆者が建てたとき(2022年まで)のEesの標準仕様については、こちら。

内容としては加筆修正しましたので、生きております。

新しいEesということで、New Ees → N-ees ということのようです。

今回の記事では、2022年までの標準仕様との主な変更点と私の所感()を書きたいと思います。

筆者
筆者

私に技術的な知識はありませんので、主観混じりの一消費者の意見として読んでいただけたら幸いです。

私は2021年末にアイ工務店で注文住宅(Ees)を建てました。

建築当時はわからないことばかりでネットで情報を調べては不安になってました。

このブログを通じて、アイ工務店が気になっている方、すでに契約済みの方、皆さんの不安が少しでも払拭できるよう力になりたいと思っています。

旧仕様との主な変更点

変更点をまとめると、「断熱性能の向上」

これに尽きると思います。

最近は、北海道などを除く温暖な地域では、建売住宅でもZEH仕様のものも増えてきました。

また、国から求められる住宅性能基準もどんどん厳しくなっていくことが予想されます。

他のメーカーの住宅性能も上がってくる中でも「さらに一歩進んだ性能の家を適正な価格で建てられる」というポジションをアイ工務店が取り続けるために、必要なパワーアップであったと思います。

それでは具体的に見ていきましょう。

窓の性能強化

ダブルガラス → トリプルガラス にパワーアップしました。

部屋の暑さ寒さの原因の6割以上は、窓が原因と言われています。

そのため、窓の性能向上はダイレクトに住心地の良さに繋がると言えます。

また、断熱性能を表すu値に影響してきますのでカタログスペックの強化にも繋がっています。

外張りW断熱

アイ工務店ホームページより引用https://www.ai-koumuten.co.jp/lineup/n-ees/

フェノールフォームの追加により、さらに断熱性能が向上。

なにがダブル断熱なのかというと、発砲ウレタンとフェノールフォームの2つでダブル断熱です。

ほとんどの木造住宅(充填断熱)は、断熱材の種類は違いますが、

石膏ボード → 柱 → 構造用面材

となっている部分の石膏ボードと構造用面材の間に、断熱材を充填します。

(アイ工務店でいう発泡ウレタン)

そのため、断熱材は柱の厚み分しかいれることができません。

アイ工務店も今までの仕様では多くのメーカーと同じように、充填断熱のみでしたが、今回のパワーアップで、外張りの断熱材も追加しました。

これにより、充填断熱のみで施工している多くのメーカーでは追いつけない断熱性能が実現できます。

現在、ダブル断熱を標準で行っているメーカーは一条工務店やスウェーデンハウスなどの断熱性能日本トップクラスのメーカーだけだと思うので、アイ工務店も持ち前のコストパフォーマンス、間取りの自由度は維持しながら、そこに追随できると消費者としてはとてもうれしいですね。

べーパーバリアシート(気密シート)追加!

これもちゃっかりですが、大きいと思います。

気密シートとは、室内側の湿気を壁の中に入れないために、室内側に隙間なく貼るシートのことを言います。

高気密住宅は、一度壁の中に湿気が入ると、出口がないため最悪の場合、壁の中で結露が起きてカビの発生により、木材を痛めてしまいます。

その防止のために、必ず外壁の内側には通気層が設けられます。(上断面図参照)

とはいえ、木材の強度を保つためには乾燥していることが何より重要なので、気密シートは家を守る上で重要な役割を果たします。

今までのアイ工務店の標準仕様では、これが施工されておらず、筆者的にアイ工務店で一番気になっているポイント(悪い意味で)でした。

そのため、しっかりと気密シートが施工されるようになって、消費者としては心配事がなくなり、うれしいですね。

筆者所感

ここからは、筆者の主観混じりの所感になります。

お付き合いいただけたらうれしいです。

住宅価格は高止まりの流れか

まず、今回の標準仕様変更を受けて一番に思ったのが、価格のことです。

ミドルコストメーカー、大手より3割安く建てられるが売りのアイ工務店がここまで性能重視に舵を切って大丈夫なのだろうか、と。

ウッドショックで、坪5万程度の値上げがあったと聞きますし、ネットの情報だと今回のパワーアップでさらに坪5万程度の値上げがあるようでした。

ウッドショック自体は落ち着いても、住宅設備などは高騰してますし、住宅業界全体で、一度上がった住宅価格が下がることはしばらくないのかなと、今回のアイ工務店の仕様変更を受けて思いました。

筆者
筆者

それでも値上げせざるを得ないところで、ただ値上げするだけじゃないところにはアイ工務店の企業努力を感じます

消費者のニーズを捉えたグレードアップ

以前は、アイ工務店はアフター保証が弱点だと言われていました。

それを受けてアイ工務店はそれまで標準で10年保証だったところを20年初期保証にパワーアップしました。

しっかりと大手並みの保証となり、消費者のニーズを捉えたグレードアップだったと思います。

そして、今回のグレードアップも消費者のニーズを捉えたものであると思います。

消費者の断熱性能への関心は、年々高まっているように感じますし、国の基準も厳しくなっていくことが予想されます。

現状のコスパという意味では、ここまで性能を上げることが、どれだけ消費者に刺さるのかというのは、わかりません。

ただ、値上げせざるを得ない情勢であるという前提なら、今回のパワーアップはすごく良いものだと私は思います。

壁内(内部)結露に強い仕様に!

冷嫁
冷嫁

強い仕様に!ってことは今まで弱い仕様だったの?

実際、理屈で言うとアイ工務店の旧仕様は結露に弱い仕様だったと言えます。

結露は家の大敵ですが、アイ工務店の旧仕様は、冬型の壁内(内部)結露に弱い仕様でした。

冬型の結露とは、

室内側の湿気が、通気層手前の構造用面材にまで到達したときに冷やされて、水滴ができる

という仕組みになっています。

これを防ぐために、

①室内側の湿気を壁内にいれない

②構造用面材をキンキンに冷やさない

③構造用面材をよく湿気を通すものにして通気層から湿気を逃がす

こういった対策が考えられています。

アイ工務店の旧仕様は、端的に言って、この3つとも不十分だったと思います。

上の気密シートのところでも、述べましたが、以前は気密シートがありませんでした。

1. 気密シート+グラスウール

2. アイ工務店標準の吹付断熱のみ(アクアフォーム)

結露の危険性は、理論上では、圧倒的に2のほうが高いようです。

筆者
筆者

気密シートは、隙間なく敷き詰めれば湿気はほぼ通しません

エアコンの穴や換気ダクトの穴などが通るなかで、気密シートがどれくらい理論通り、湿気を遮蔽するのか

それよりは、施工ムラもない吹付断熱のほうが安全だ

そもそも、温暖な地域では吹付断熱は、気密シートがなくても結露はしない

こういった論争があり、計算上は吹付断熱に気密シートは貼らなくてもセーフだけど、貼ったほうがベターかなと個人的には思っております。

実際、木造建築で吹付断熱は昔はほぼなかったようで10年後、20年後どうなっているかというデータが少ないようです。

旧仕様の説明が長くなりましたが、ここで新仕様を見ると、

①と②の結露対策はバッチリですので、国内最高峰で壁内結露に強い仕様になったと言えると思います。

③については

もし、壁内に湿気が入っても通気層から排出しましょう

→そのためには面材は湿気をよく通すものにしましょう

という理屈です。

これに関しては旧仕様と同じ面材であれば、湿気を通しづらいものを使っていましたので微妙かなと思います。

ただ、冬型の結露だけでなく夏型の結露もありえますのでここは一長一短ともいえると思います。

冷嫁
冷嫁

施主自身も知識をつけた方がよさそうね

筆者
筆者

とはいえ、重大な事故はヒューマンエラーで起こることがほとんどだと思うから結局は細かな理屈より、信頼して任せられるかに尽きると思います。

壁内結露については、youtubeなんかでも詳しく話している方がいるので見てみて下さい。

おすすめを貼っておきます。

一条工務店との競合がより激しそう

旧仕様のときでも一条工務店と競っていたと思いますが、W断熱導入ということで、今までのコスパと間取りの自由度を維持できるなら、勝てるかもしれません。

一条工務店は間取りや設備、外観も自由というよりは、型にはまって最高のコスパを出すようなメーカーだと思うので、あれもこれもしたいという人はアイ工務店に流れそうです。

冷嫁
冷嫁

一条工務店は野球界でいうミズノ、自動車メーカーでいうトヨタだ

冷嫁
冷嫁

絶対王者だけどありがちなデザインに見えてしまう、あるあるね

まとめ

ここまで、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

筆者のように旧仕様でほどほどの価格で建てられた人も運が良かったかもですが、素直にこれから新仕様で建てられる人を羨ましくも感じます。

自分が何を買おうとしているのか、自分の買ったものの長所(短所)はどこか、知識をつけて理解することが悔いのないマイホーム建築に繋がると思います。

素人の駄文ですが、参考にしていただけたら幸いです。

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