はじめに
・住宅ローンの返済が始まり、夫婦間でのお金の動かし方に迷っている
こんな方に向けての記事になります。
我が家は、
①それまで利用していなかった金融機関(JA)で
②妻との連帯債務で
住宅ローンを組んだので、返済が始まってからのお金の動かし方が面倒になりました。
そこで今回の記事では、
・連帯債務のときの返済の注意点
・我が家のローン返済にあたっての夫婦間での毎月のお金の動き
について書きたいと思います。
同じようにご夫婦で連帯債務で住宅ローンを組まれた方の参考になればうれしいです。
私は2021年末にアイ工務店で注文住宅(Ees)を建てました。
建築当時はわからないことばかりでネットで情報を調べては不安になってました。
このブログを通じて、アイ工務店が気になっている方、すでに契約済みの方、皆さんの不安が少しでも払拭できるよう力になりたいと思っています。
*金銭の負担割合と土地、家の持ち分割合は一致している必要あり
(贈与とみなされないため)
我が家のJA住宅ローン(連帯債務)についてはこちら
結論
・建物、土地とも取得にあたってのお金の負担の割合と登記上の持ち分割合は一致している必要がある。
・連帯債務の場合は、住宅ローンの契約自体は一本だが、返済は所有割合に合わせてする必要がある。
・我が家のお金の動きは下図のような感じ
住宅取得費用と登記と贈与税について
住宅の取得割合とその対価の割合は一致している必要がある
例えば、住宅取得費用が2000万円であったとき、上図のように住宅を夫婦で半分ずつ取得しようと思えば、夫婦できっかり1000万円ずつ対価を負担しなければなりません。
ローン返済と贈与税について
ふーん、私もお金を払わなきゃいけないことは分かったけど、しなかったらどうなるの?
国税庁のホームページにわかりやすい事例があります。
”国税庁HP「夫名義のマンションのローンを共働き夫婦で返済した場合」”
①「夫の単独名義なのに、妻が支払った分は贈与扱いになりますよ」
②「ローン返済も夫の単独名義なら夫の稼ぎの中から払ってくださいよ」
ということになります。
また、
③「もし、共働きで夫妻の区別なく支払っているような場合は、収入割合で返済したことにしますよ」
仮に、夫600万円、妻100万円の年収なら、返済も6:1でしたとして贈与額が計算されます。
年間のローン返済額が70万円なら、夫60万円、妻10万円で返済したとして、妻から夫へ10万円の贈与があったものとします。
で、ばれて贈与税がとられることあるの?
ローンの契約内容(誰が債務者か)と登記の所有持分は、ローン控除の申請の際に、目に見える形で税務署に伝わるので、そこで怪しいとバレます。
贈与税は、年間110万円を越えなければかからないから、上の事例のような住宅ローンの肩代わりでは、贈与税がとられるまでの金額にはならないことが多いとは思われます
ただ、今回の話とは少しずれますが、
・夫単独でローン契約しているのに、夫婦1/2ずつで登記する
・妻が頭金を払ったのに、夫の単独名義で登記する
といったことをすると、大きな金額が贈与されたとみなされるでしょう。
我が家のお金の動き
わかったわ、我が家は1/2ずつの共有名義で登記したから、諦めて私も半分払うわ
ここからは我が家の毎月のお金の動きについてです。我が家は頭金なし、土地持ち、建物は夫婦1/2ずつ共有名義という条件です。
上図のように、夫妻とも給料振込口座を一部JAに振り込んで、妻JAからローンの引き落としのある夫の口座に、手動でお金を移しています。(JA間なので、ネットで振り込み手数料は無料)
ローン組むときに口座は夫婦とも作ったけど、返済は主債務者の口座からまとめて落ちます
ローン返済用の口座で、気をつけている点としては
①毎月、夫婦で同じ金額を入れる
②変動金利を選択しているので金利上昇に備えて、多めに入金して現金として残している
というところです。
我が家の場合は、ローン返済が毎月75,000円弱ですが、夫婦で合わせて毎月90,000入金しています。
現金が余り増えすぎるのも考え物なので、たまってきたらどうするかは考え中です!
まとめ
夫婦で共働きの家庭のお金のやり繰りは面倒ですよね。
我が家も家を建てるまでは、「これはどちらが稼いだお金」とか区別することはあまりなかったのですが、家を建てるとなると贈与税を考慮して、意識する必要がでてきます。
住宅ローンも賃貸の延長のように考えてしまうけど、莫大な金額の借入をして不動産という資産の取得しているという点で、お金の出所もはっきりしないといけない
めんどくさいけど、JAでも送金はネットで完結するし、慣れればなんとかなるわね
家を建てるのは面倒なことも多いですが、原則がなんとなくわかっておけば、だいたい大丈夫です。
細かいことは、営業さんや金融機関担当者に聞けばOKです。
皆さんがプロの知識も借りながら、無理しすぎずに家づくりを進めていけることを願っております。
メーカー提携の住宅ローンで、月々の返済額が家計を圧迫していると感じている方へ
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